2018/10/11

茨城県古河の植木畑

茨城県古河駅へやってきた。
集合時間に先立つこと50分。
遅刻のないよう早めの行動は、
昭和生まれのDNAに含まれる習性。

それにしても見渡す限り時間を潰せる喫茶店の類は見当たらない。
持参の文庫本で時間をやり過ごす。
地方の出張はこういう事態も織り込み済み。

古賀へ来た理由は横浜のプロジェクトに採用する大きな木々。
それを選定するための生産地回り。

普段ホームセンターなど気軽に購入できる木々たちも、
建築工事に組み込まれた場合、その流通は建材のように複雑になることがある。
しかしこだわりの強い発注者や自分たちデザイン屋は、
出来る限り現物をナマで確認することにより
自分のイメージに近い庭園を造る事が出来る。

地元関西では宝塚市や伊丹市の山裾あたりに生産地が点在しているが、
広大な関東平野の場合、比較的東京に近い群馬県や茨城県平野部に生産地がある。
この周辺では“木が好きすぎ”“こだわり強すぎ“な生産者さんも多く、
その畑めぐりをする、やっぱり“こだわり強すぎ”クライアントに今回の同行を願う。

オオモクゲンジ、レッドフォックス、オウゴンカシワ‥‥‥
“こだわり強すぎ”が育てる珍樹たちが、買い手を待ちわびている。
イヤ、もしかすれば売る気さえないかもしれない‥‥‥
もうこれはヘタな森林公園より見ごたえがあるかも。

一行は茨城県から群馬県、埼玉県と畑を点々、
都内ホテルへ戻ったころはすでに午後11時すぎ。
さすが体にこたえた。。。。

古河駅では偶然、別のリノベ案件が進行しているとスタッフから聞いた。
チャンスがあればまた“こだわり強すぎ”生産地へ行ってみたい。


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