2015/07/15

有料老人ホーム&老人保健施設『ホームランドあべの』がグランドオープン。

インターデザインの藤高です。

分譲マンションギョーカイでは今“シニア向け分譲マンション”が注目されている。

もともと関西ではリーマンショックの頃に多く供給されたが、販売苦戦されていたデベロッパーさんも多かったため、昨年まではあまり積極的に事業化されることがなかった。

しかし、大阪ではサンヨーホームズさんの『サンフォーリーフタウン桜ノ宮』が販売好調といった事例や、東京ではこれから正式販売される『デュオセーヌ町田』(事業主はフージャースさん、ダイヤモンド地所さん)が予想以上の反響だとギョーカイでの注目度は確実にアップしている。

シニアマンションとよく比較されるのが民間型の有料老人ホームだが、丁度先月オープンしたばかりの施設の竣工写真が届いたので少しご紹介。

建物は『有料老人ホーム(72室)』と『介護老人保健施設(100床)』の2棟構成で、あべのハルカスの誕生で注目度がアップしている大阪市阿倍野区エリアに誕生する。

物件ホームページはこちらhttp://hl-abeno.or.jp/

あくまで民間施設のため、ひと昔前の補助金事業施設のような建築費はかけなれない。(豪華な建築費は家賃に跳ね返り、お客様のためにならないとのこと)そのため、とにかく“ローコストでシンプル”そして“都会的でかっこよく”が事業主さんからの命題だった。

結果、老人ホームには見えない都会的で現代的な老人ホームが完成した。
5 介護老人保健施設 外観  5(79)

11 介護老人保健施設 夜景 2(110)

12 介護老人保健施設 夜景 3(111)

細長い敷地の手前が『有料老人ホーム』奥に『介護老人保健施設』が建っているが、まず外観でこだわったのはインパクトのあるエントランスと老人ホームに見えないスタイリッシュ感。

ワガ社の制作デザイナーは現代的デザインが得意な”藤高周平”が担当している。

正面玄関には黒のゲートをダイナミックに配置、玄関屋上に高木を植えることで、現代アート美術館のような演出を行っている。※美術館好きの”藤高”ワールドが展開されている。

内部のインテリアはモノトーンを避け、現代的ながら楽しさが感じられる色彩を多用。LED間接照明を用いながらダイナミックな面構成を行うことで病院的な施設感を無くしている。

14 介護老人保健施設 夜景 5(115)

17 エントランスホール 1(102)

18 エントランスホール 2(59)

34 廊下(10)

37 2階食堂・談話 1(93)

39 風除室(66)

50 2階食堂・機能訓練室 3(33)

オープンして聞いた話だが、施設系への入居は息子さんや娘さんが施設選びをすることが多く、おかげさまで今回のデザインは皆さんすんなり受け入れていただけているそうだ。

クラシカルであってもモダンであっても、普遍性のある良いデザインは受け入れられるということだろうな。

◇分譲マンションデザイン監修実績800棟◇
株式会社 インターデザイン 担当:藤高周平
◇東京オフィス:東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
◇大阪オフィス:大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
◇デザイン監修お問い合わせ:info@interdesign.co.jp