2016/02/26

大大阪時代をデザイン ― 『サンフォーリータウン桜ノ宮』

久しぶりにウチがデザインを担当した建設現場へお邪魔です。
『サンフォーリータウン桜ノ宮』桜の名所、JR桜ノ宮の北側隣接。
ファミリー棟とシニア棟のへ並列する大型プロジェクト。

夏の竣工を待たずにファミリー棟はすでに完売。
予想以上に優れた結果が出ている様子で、デザインを担当した者として安心しました。

それにしても現場はやっぱり楽しい。
次々に判断をこなさないといけない素材確認、
ディティールやおさまりの検討。
でもなによりゼネコンさんやその下のサブコンさん、
設計者さんなどあちらこちらで人と会話が入り乱れ、現場は活気に満ちている。

昨年秋に4年間も現場通いした、銀座ミス・パリ本社を引き渡してから、
長らくデスクワークで緊張感に欠けていただけに、
藤高君に連れだされた現場がほんとに新鮮。

ところでこのマンションは、“古き良き大阪” “大大阪”の文化様式が
一つのデザインテーマ。
桜ノ宮界隈が大阪の居留地域であり、西洋文化がいち早く根付いた場所として、
建築の外観、共用部インテリアを大正レトロ建築モチーフとしてまとめています。

こだわりの素材がたくさん使用されたエントランスやロビー、
オリジナルの照明や家具ひとつとってみても、
入居者さん以外にも是非見てほしいこの建物。
竣工が待ち遠しい。


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