2017/05/30

野面をみる。

京都長岡京市。
御所近辺で進むプロジェクトの庭石をさがすため、
石材置き場のあるこの地まで。

中庭にデザインした組石だが、
ここには想像以上の美しい野面をした川石が、
文字通りごろごろ転がっている。

聞けば地元京都よりも、奈良県吉野川や和歌山県紀ノ川あたりの川石が大半らしい。
関西で数万年以上をかけて風化した石の表情が何とも愛らしい。
派手めな縞模様に豹柄にも見える斑模様、
如何にも“庭石でっせ”といったベタな野面が関西っぽくて好ましい。

庭師の方がみる表面の節理や層理、ボクには少し難しいが、
建築と相性がよい野面は目利きできるだろう。

もうしばらく野面と向き合おう。


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