2015/08/11

ダッグアウト

“ダッグアウト”このオフィスのリノバーション依頼を受けた時、
初めにひらめいたワードだ。

昭和生まれのベースボール世代なら皆憧れた、MLBのボールパーク。
噛みタバコをクチャクチャしながら、ロジャー・クレメンスだったっけかが
ヤンキースタジアムのダッグアウトからマウンドへと向かう。
ひとしきり投げ終え、リリーフのリベラにつなぐとまたダッグアウトへ戻って行く。

この会社の選手、つまり社員さん達はここから派遣先へ向かい、
日が暮れるとこの場へ戻る。

だからここはMLBのダッグアウトであり、ロッカールームである。
鮮やでカラーフルなMLBのロッカールーム、
優勝のシャンパンファイトは日本のビールかけとは違い、
おさなごころに華やかな映画のワンシーンだった。

今回のデザインのキモは現場全社員40人分のビューロー(ロッカー)。
MLBの背番号を振り分けた。
レジー・ジャクソン、ジーター、A・ロッド、イチロー‥‥‥。
番号の争奪戦が予想される‥‥‥。


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