2016/12/22
どうやって吊り込みましょうか?
宅急便の梱包を解いて、みな現場でしばし沈黙。
框は腐食していて角が丸い。
錠前は現代のものが会わない。
元々使用されていたフランス蝶番は日本で入手できない。
欧米ドアーの内開き形状を、外開きで使用しないといけない。
問題点を挙げるときりがない。
だけど建具屋のオヤジさんは大したものだ。
臆することなく淡々と形状を調べ上げている。
この空間は芦屋のマダムが通う、
ハイレベルなエステサロンになる予定。
ドアーは19世紀後半のもの。
女性オーナーの望むアンティークドアーを肯定してしまった以上、
とにかく美しく仕上げなくちゃならない。
年明けから難題と向き合いそうな気配。