2019/07/28
毎週末の日課、早朝ワンコの散歩。
最近、目的地の北山ダムまでクルマで行くようになった。
夏場の坂道がツラすぎるという理由。
反面クルマにした分、夕方の散歩も北山ダムに切り替えた。
これまでは薄暗い町内の巡回をしていた。
黄昏時のダムはこがねの雲と一日の終わりの静かさに覆われていて別世界。
ダム湖の対岸を通り抜けるクルマの音が遠くに消えてゆく。
家路へつく人が完全に去るとダム湖は
“逢魔が時(おうまがとき)”に切り替わる。
陽が落ちて、薄ら闇にかろうじて視界がのこる束の間の時間帯。
甲山が黒い影絵になり、教会の電飾の十字架が湖面に映る。
普段だとこの時間にダム湖に居ることは無い。
林を抜ける徒歩コースは暗闇で、イノシシも出る。
甲山を染める朝明け方のダム湖も静かで爽やかだけど、
さらに無音になるこの時間帯も嫌いじゃない。
静まり返ったダム湖にワンコと二人きり。
なぜそんなに不安そうな顔するの‥。