2015/11/09
蛤御門(はまぐりごもん)は京都御苑の西側に位置する美しい外郭九門の一つ。
真下から見上げると、水平の庇と直角に交わる対の段違い庇が木々を切り取り美しい。
“蛤御門の変”は幕末期にこの場所で薩摩藩と長州藩が戦を交え、
あたり一辺が火の海になった。
そういえばこの近くに工房がある、唐紙の雲母唐長さんは、
唐紙の木版を大切に蔵に保存していたので
蛤御門の変でも商売道具を火災の難から守れたとおっしゃっていた。
いちいち歴史があるなぁ‥‥‥
この京都は‥‥‥。
この界隈で高額物件をデザインするチャンスをいただいた。
坪400万円を超える物件は全住戸億ションとなるらしい。
京都御所界隈では昨年竣工したプロジェクトがある。
坪300万円の高額物件だったが今回の売値ははそれを大きく上回る。
概ね東京のオーナーや投資家が購入されるんだとか。
京都市内でもこの御所あたりはいつも独自の空気を感じる。
霊廟だけに神秘的であり霊的であり、
張りつめた冷たい空気が心地よい緊張感を醸している。
とにかく相当デザイン・クオリティを上げないといけない今回、
敷地を入念に確認するべく現地に赴いた。
と云ってもこの界隈は普段から良く散策に来る場所でもある。
現場すぐ近くの平安女子学院の生徒さんたちがたくさん往来している。
その中をこちらへ歩いて来る中年紳士に目が止まった。
よく見るとボクの大阪のクライアントさんだ。
何でもこのあたりに別荘的なマンションを物色中だとか。
彼のマンションやお店をボクがデザインしていることもあり、
今回の分譲マンションも非常に興味を持っていただいた。
ヨーシ!一件成約だな。
それにしても不思議な引力がはたらいている京都御苑。。。。。。