2018/06/06

目神庵

自宅の大規模改修、
早いもので建築してからはや10年。

諸々の改修工事に加え
長年温めてきた計画、
浴室のバルコニーを茶室にリノベするというプランを実施。

これはバルコニーも含め階下にある和室の防水対策と
隣地に住宅が建ったためのプライバシー向上のため、
そして浴室から直接茶室に出て涼みたいという欲望を叶えるための工事。

ポイントは、
六甲の眺望に代わる坪庭の眺め。
開放性と気密性を持たせた山小屋風意匠。
北向き配置で日差しを確保する月見窓。
庭から2メートルの高さにとる躙り口。

工事は母屋と同じ、学生時代の同級生上平棟梁くんたち。
今回も硬いウリン材に手を焼いていた。
こういう時友人がしてくれる工事はほんとに信頼出来てありがたい。

諏訪大社近くで入手した明治期の手あぶり火鉢は
狙い通り、空間にしっくり馴染んでくれた。
かくして“目神庵”が無事完成。
初夏の夜を涼しくしてくれそう。。。


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