2018/09/15
息子が中学、高校生活を過ごした甲東園の仁川学園、
車での送り迎えには長い楠並木を通り抜けるコースが近い。
その楠並木は同じ甲東園、
関西学院大学の構内を貫いている。
並木越しの両側には延々と建ち並ぶ、
ヴォーリーズの美しいコロニアル様式学舎。
いつも車内で会話しながら走り抜けたこの並木道、
そしてこの学舎のある学校へ息子は入学し、
この秋、卒業を迎えた。
何事も淡々と、しかしギリギリまで行動しない息子にやきもきし放しの10年間、
だけど親のできなかったことをいくつも実現し、
同じ目線で楽しませてくれたことに感謝するべきだろう。
西宮から遠く離れた街で働く息子と、もう楠並木を走ることは無いかも知れない。
でもこの道を走るたび、楽しく、せわしなかったあの頃を懐かしく思い出すと思う。