2023/02/15

格差社会を生きる

1月の不動産経済研究所のプレスリリースによると、
首都圏を中心に分譲マンションの価格が高騰し、
戸当たり平均価格は6,510万円。
世間の景気と相反している…。
しかしながら販売戸数と契約率は大きくポイントを下げ、
高額なマンションを買う一部の人たちと、
高騰する不動産をあきらめた人たちが見えてくる。
格差社会が如実に表れているうようだ。
首都圏、関西圏問わず物件は都心とその近郊エリア、そして地方都市と拡大し、
資本や商品力のある会社は戸数を伸ばしているように感じる。
そういう意味で不動産デベロッパーも今後格差社会化していくのかも知れない。
さいわい力のある顧客に恵まれているぼくたちも常々あたらしいナニかを提案し、
顧客の商品力向上に貢献しないといけない。
日々さまざまな企業とのお仕事は刺激と学びに満ちる。
デザイン論を交わせる会社、
新しいことに絶えずチャレンジさせてくれる会社、
工事費を追及させる会社、
社内調整に神経をとがらせる会社…。
そのなかで楽しんだり、よろこんだり、ヒートアップしたりを繰り返す。
しかしそれらすべてが学びであり、糧である。
そこから得ることが出来るスキルを持つ会社、人は成長し、
そうでない者は取り残され、また格差が生じる。
ちなみにデザインでご飯を食べるスキルは、センスでもなく知識でもなく、即応力だ。
そこは皆平等にチャンスがあり、個の意識の問題。
人生もそういえるでしょ?