2016/09/02
手描きだとおおむね A0 サイズ(841mm×1189mm)。
何度か過去に描いた建築スケッチとしてはほぼ限界サイズ。
さらに大きい B0 サイズ(1030mm×1456mm)も手掛けたことがある。
用紙がドラフターに乗らず、大きな会議机に用紙を固定し、
1,5メートルの特注モノサシで線を引いた。
水彩絵の具で着色し、フィニッシュまで10日間、
会議室が使えないと苦情を聞きながら描きあげた画は当時コンペを勝ち抜き、
お仕事をゲットした。
ここぞと云うプレゼンは、ビッグサイズの手描きにこだわる。
人は大きな画をを見ると単純に感動を覚えるから。
いったい何日かけてこの画を描いたんだ?
どういう方法で描いたんだ?
画を見る人たちにイロイロ想像させることで、さらにその画は深みを増してくる。
PCで描いた画はいくら大きくしても同じような感度は起こらない。
久しぶりにすこし大きなスケッチを描いた。
とある衛星都市における新庁舎整備事業コンペのデザインの依頼を受けた。
頼んでくださった事業主の期待と重圧から、気持ちは前のめりになっている。
A0 か B0か?
イヤもう体力的に A1 (594mm×841mm)が限度。
円熟した技術があるんだから、A1でもう十分大丈夫。
言い訳が頭の中を支配する。
それでも結果には期待している。