2025/07/14
京丹後に在る和久傳ノ森には安野光雅館がある。
昔よく手にしたスペインの紀行文、 挿絵には単純な線で描かれた水彩画、 淡くにじんだアンダルシアの風景画は見飽きることがなかった。 安野光雅の名前はそのころから。
偶然スペインからの友人を連れ立って。 静かな美術館で静かに画筆を擦るのは贅沢な時。 付け加えると、その建築動線は静かでいて、 安藤さんを感じさせるものだった。