2006/07/10

日本人のいない旅シリーズ (4) ポテス。

ホントに居ません、ホントォォォッツに居ません。日本人が!!だからここはまさしく外国です。この町では、あなたは確実に珍しい東洋の外国人になれます!!って、そこに価値観のない人ならイマイチ興味のないフレーズでしょうが、たとえ日本人がウジャウジャ居ようと、この町は訪れる価値のある町なのです。

町の名はPOTES。ローマ字読みでそのままポテス。スペイン北部の都市、サンタンデールからオビエドにまたがるピコス・デ・エウロパ山脈を車で抜けると、やがて山間に現れる緑鮮やかな美しい街並み。

ここはスペインというより、ドイツやスイスといった感じ、高い山脈に囲まれ、澄んだ空気と豊かな自然、色彩に富んだ建物が印象深い。

町の中央を大きな幹線道路が貫き、道路を挟んで町が形成されているようなカンジ。

一般的にスペインは北部が南部に比べ重工業、最先端産業が盛んで、街は豊かで人々は高い水準の所得を得ている。したがって治安は良く観光客は何かと過ごしやすい。

日本人があこがれるフラメンコや闘牛のあるアンダルシア地方、つまり南スペインは思いっきりデンジャラスなエリアにあるということです。

ビスケー湾からほど近い北の町、ポテスもたぶんにもれず豊かな雰囲気。街並みは良く手入れされキレイで、ヒターノ(ジプシー)くんや、昼間から飲んでる酔っ払いも見当たらない。唯一の酔っ払いは日本人のボクだけだった。。。。。

いくぶん観光化が見られ、ガイジン相手のみやげ物屋がちらほらあるものの、地元のレストランで注文したコシード(スペインの煮込みスープ)は洗面器ほどのボウルに入って一人前。気取ったところがなくどんな店でもフツーに接してもらえるところが心地イイ。おまけに地元のワインもなかなかおいしく、二三日なら滞在しても十分楽しめるポテスです。

ただしガイドブックやウェブなど、日本からのインフォメーションはほぼありません。旅行代理店に訪ねてみてね。(源)


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