2005/07/01
July ’05
バラハス空港からマドリード市街へと向かう幹線道路、アヴェニダ・デ・アメリカ沿いに車が入るとすぐにそのホテルは右手に現われる。
市の中心にはまだすこし遠い。”プエルタ・デ・アメリカ・マドリード”
http://www.hotelpuertamerica.com/
マドリードでも一般的にはまだそんなに知られていない。 もちろん日本でも。だってまだグランドオープンしてないから!(2005年7月10日現在)
だけどこのホテル、スペインでいまイチバン熱いホテルだろう。
デザインホテルのなかのデザインホテル。
なんと言ってもデザインするその面々がスゴイ!
デザイナー、建築家のドリームチーム!12階建ての各フロアーごとに彼らが入れ替わりデザインする。
Devid Chipperfield、Norman FosterにVictorio& Lucchino、Jean Nouvel、それから磯崎新、Zaha Hadid などなど超大物が総勢12名。
まるで建築界のジャイアンツ。いやいやマドリードだからやっぱリアル。
ホテルは各フロアーごとにデザイン博覧会状態。
エレベーターのボタンを各階押しておくだけで世界のトップデザインが10秒ごとに目前に現われる。
僕がステイした最上階はラウル、じゃなくJavier Mariscalによるデザイン。
あちこちで終わらぬ工事を尻目に、ビルバオに続いてまたもや彼の部屋に泊まるわけだが、予想どおりマリスカルのデザインは、疲れた僕を寝かしてくれない。
ビビットで造形的なフォルムは部屋中のすべてを覆い、ゲストを彼の世界に引き込む。
かくしてこのフロアーの最初のゲストとなった栄誉をもってしても、Jr.スイートで360ユーロとは、スペインじゃ決して安いレートじゃない。
けどこのワールドデザインを堪能すると割り切ったらお値打ちプライスじゃないでしょーか。
遠くからでも一目でそれとわかる超ハデな外観の色彩は斬新すぎて、おまけに素材はナーンかテント地っぽい。
ここが住宅街と考えるとンーッッッッッッ?
ちょっと10年先を行ったかナ???
全体に比べて質素すぎるデザインのロビーフロアーのスタッフに頼めば館内を十分に見学させてくれる。
とりあえず一見の価値アリホテルです。(源)