2001/07/01
July ’01
今回は当社マドリードブランチの代表、“夏でもカフェ・ソロ”カズ・ヤマグチとカスティーリャ地方の古い町ペドラッサへ取材(?)観光に出発。
黄土色に連続するカスティーリャの村々の景観を彼の愛車で一気に走り抜け、たどり着いた中世の村ペドラッサ。
あまり日本人にはなじみがない名前だが地元マドリードからは日帰り観光で結構訪れる人が多い。
スペインの中の街全てがそうであるように、このペドラッサにも多分にもれず町の中央に“広場”がある。
そしてやっぱり、広場に面して回廊がありそこにバルと商店があり、所狭しと年寄りがいる。
丁度僕達がバルへ非難した時間は午後の一番太陽が高い時刻。リモネードの氷が見る見る溶けるその気温はかるく45℃をこえる。
いくら湿度の低いスペインでもさすがに炎天下の陽射しは皮膚が痛い。慌てて建物の中に隠れる三人、するとそこは別世界のごとく涼風が体をすり抜けてゆく。
イスラム・スペインが生活にパティオを取り込む理屈が本当に良く分かった一時である。
が、しかし、民家もカフェテリアも鎧戸を締め切ってシエスタの時間。
つまり取材が出来ない状態。僕たちは日陰から日陰へと渡り歩くコウモリのように移動を重ねながら日没を待ちわびたのでした。
ラ・マンチャのワインは安いがテイストも安いなり・・・。ラムステーキはけっこうなお味でそれなりに満足のペドラッサでした。