2006/07/11
優雅、リッチ、ヴィースのお年寄り。
2006年5月11日PM9:30をすぎたころ、ボクたち一行はフランクフルトから西、目的の街ヴィースバーデンへ向かう高速道E35号線を降り、どこまでも続きそうな細い道路に車を停めた。
この時間ドイツではまだ傾いた陽が西の空をうっすらと照らし出し、黄昏の空気に満ちている。
06年式メルセデスE280CDIから道路端におり、静かにタバコを燻らすボクたちはかなりイケテル!と勝手に思い込み、そこでポーズの記念撮影をしてしまう。そうです、やっぱボクたちは日本人でした。
今回の視察ではじめの目的地、ヴィースバーデン(Wiesbaden)はドイツ有数の温泉保養地。街のあちこちにテルメやクアハウスがある。でも日本の温泉街みたいに浴衣とタオルで街を闊歩する人は一人もいない。
どちらかというと上品できれいなヨーロッパの街並み。若い人より中高年の人が目立つが、みんなお洒落な格好で街を歩いてます。
もっとも有名なクアハウスはカイザー・フリードリヒ温泉。歴史ある建物はそれだけでも楽しめる。建物の中央には大きなプール。そしてその周りを取り囲むようにサウナルームが並ぶ。湿度と温度ごとに区分けされたスチームサウナ、温度別のドライサウナ、そしてミストサウナなどなど。お年よりはゆっくりと時間をかけ、プール、サウナを往復しているようです。
そしてここでは一切水着は身に着けない掟がある。そーですスッポンポン!!おまけに混浴。おじさんおばさんのすっ裸の社交場といったカンジ。
続く施設、テルマルバードはけっこう新しいクアハウアス、プールエリアと温泉エリに分かれている。深い緑に囲まれた贅沢な屋外プールはおじいちゃんとおばあちゃん限定。(別に若くても入れるけど‥‥)こんだけ居たら二三人は失禁してるだろな~とビビリながら、それさえ吹っ飛ぶサイコーに心地いい屋外プールです。
そしてそして、期待と不安に満ちたワクワク温泉エリア‥‥やっぱりそーです。ハダカです!!しかもお年寄りに混じって若いご婦人方の姿もチラホラ。日本男児には恥ずかしすぎて耐えられません!おもむろに海パン脱いでサウナに直行。そこからしばらく身動きできず‥‥。
それでもここでフツー3、4時間はゆっくり過ごすという。なんとも優雅でリッチなドイツ ヴィースバーデンのおじいちゃんおばあちゃんたちの温泉治療です。
(源)