2005/07/01
ポジターノに泊まったなら、とにかくホテルからその眼下に見える白いドゥオーモ(教会)を目指して降りていけばこの町のメインビーチ、グランデ海岸/Spiaggia Grandeにたどり着く。
カラフルなパラソルが並ぶその美しいビーチには、ミシュランの星が付くレストランやバル、たくさんの雑貨屋が建ち並び大勢の人で賑わう。親切な日本人の奥さんがいる靴屋さん 3 denariboutiqueはそのドゥオモ前広場の階段を下ったところにあり、この町を気持ちよく歩くのに必要なサンダル、そして現地のさまざまな情報をここで仕入れる。
彼女の話によると、泳ぐなら混雑してなくてゆったりくつろげる地元の人が利用するビーチがいいと言う。そこはグランデ海岸から西に少し歩いたところのフォルニーロ海岸/Spiaggia Fomill。こじんまりした小さなビーチで、美しいエメラルドの海が印象深い。そしてさらにここよりプレミアムなビーチでイタリアンになりきりたいなら、ラウリート/Lauritoのビーチがオススメ。
グランデ海岸の西側、水上タクシーの船着場にいると、やがて赤いオサカナの看板の小さな船がやってくる。地元の人たちがおもむろに乗り込むので、つられて僕も乗船。
10分ほどするとオサカナ船は小さな小さなビーチLauritoに到着する。このビーチ見たところ2軒の海の家が陣取るプライベートビーチで、つまりオサカナ船はそこの専用送迎船といったところ。ひとたびここで客を降ろすと夕方までオサカナ船は動かない。
となれば後は泳いで寝て、そして海の家ダ・アドルフォ/Da Adolfoでおいしいシーフードとワインをやって、それからまた泳いで飲んで寝る。
今回の旅はあくまで取材!だけど自分はいま仕事をしているのかと疑ってしまいそうな特別な時間を過ごしながら、ティレニエ海の太陽と潮風に浸り、やっぱ飲む!
ちなみに今回の取材テーマの一つは『食べる!』。
ホテルの前のお店、サラチェーノ・ドーロ/Saraceno d’Oroは地元の人で賑わうシーフードレストラン。(といっても港町ポジターノは全部シーフードレストラン。)地元の人にきいたオススメパスタはボンゴレ。“サラセン人”と自称するホールのオニイちゃんいわく、海から吹き上げるしお風がパスタの塩加減をほどよく効かせるとか。そういえばこの町のレストランはテラス席や道路沿いの席、つまり屋外の席ばっかり混雑していたな‥‥。そのせい?
いずれにせよすばらしい人、風、食べ物、全てが揃った『地上の楽園!』ポジターノ。(源)