2006/07/21
ドイツでは春の訪れの象徴として、ホワイトアスパラスが市場に出回ります。
アスパラガスは、栽培方法によって「グリーン」と「ホワイト」に別けられます。ホワイトは若芽日光にあたらないように盛土して育てられ、芽が地上に出ないうちに、根元から収穫されます。芽に日光をあてて育てますとグリーンアスパラガスになるわけです。
今回の視察に先立ち、ドイツの友人からも「この時期のホワイトアスパラガスは絶品の美味しさがあるから是非とも食べてくれ!」との情報がありがあったので、ドイツでは、ビール、ホワイトアスパラガス、ソーセージを食べ倒す目的でいました。
現地に着くと、街中のレストランの看板やメニューに「Spargel」(スパーゲル)と特別に書いてあり、皿に盛られたホワイトアスパラガスが店先に山盛りになって飾られてます。
相場としましては、ホワイトアスパラガスが約8本はいって20ユーロ前後です。たった8本なのですが大きさは日本のグリーンアスパラの2倍の太さがあり長さも20センチ以上とかなり大きいです。
ビール、ホワイトアスパラガス、ソーセージで正直お腹一杯になってしまいます。味付けのほうですが、卵黄とホワイトソースをまぜた「オランディーズソース」が主流です。他の味付けといたしましては、シンプルに塩味の効いたバターソースがあります。
今回の視察で、ドイツ滞在中は、昼、夜と気狂いのようにホワイトアスパラガスばかり注文したのですが、それぞれの店によってかなりアスパラガスの状態、味が違います。
一概に高級レストランがおいしいとは限りません。
「ホワイトアスパラガス」は料理人の腕と食材の鮮度できまります。その分ごまかしが効かず、「ホワイトアスパラガスを食べると、その店の器量がわかる!」といった印象を受けました。
僕自身の好みとしましては、「適度に甘味を引き出した固さの残るアスパラガスを塩味の効いたバタ?ソースでシンプルに食べる。」のをお勧めとします。
是非とも、ドイツではソーセージよりもホワイトアスパラガスを!!