2014/07/11
蚤の市といえばロンドンのカムデンロック、パリのクリニャンクール、
そしてマドリードのラストロ。
日本人の自分一人ではまともな買い物は出来ない。
偽物をつかまされ、高い値段を吹っ掛けられる。
でもそれも蚤の市の楽しみの一つ。
ラストロのお目当ては建築金物。
だってマドリードの繁栄はロンドンやパリよりもずっと古い。
400年も昔、レコンキスタでスペインを追われたムーア人は、
自宅の鍵をもって退去したという。
先祖の鍵を使い、再びスペインで扉を開いたアラブ人の実話は
なんともロマンチックで大好きなエピソードだ。
もしかしたらそんなムーアの鍵が見つかるかもしれないマドリードのラストロ。
とりあえず十把一絡げでテントにぶら下がる鍵の束はどこでも見かける。