2011/09/13
1980年、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが乗るダッジ・モナコ。
数十、数百のパトカーパを引き連れ、このシカゴの街をカーチェイスした。
映画『ブルース・ブラザース』は三本の指に入る好きな映画。
映画ではこのメトロの高架下でパトカーが派手にクラッシュを繰り広げる。
そのメトロのランドルフ駅から北へノース・ブランチ・シカゴ川を渡ると、
リグリー・ビルとトリビューン・ビル。
子供のころチューイングガムといえばロッテではなくリグリーだった。
さすがに新聞はトリビューンではなかったけれど‥‥‥。
いずれも日本人のボクたちにも聞き覚えのある名前。
アメリカ全盛期、1920年代はチューイングガム製造や新聞で、
これほど壮麗な建築が建てられたんだな。
そう思わずにはいられないほど手の込み入ったアメリカ・アール・デコの摩天楼。
映画のクライマックス、数百人（数千人？）が駆け込んで暴れまわるビルの撮影は
このアール・デコ建築では行われなかった。
摩天楼としてはニューヨークよりも古いといわれるシカゴの高層建築は
広々とした街区の条件も相まって、
シカゴならではのゆったり美しい景観を見せてくれる。
若くしてジョン・ベルーシが他界して29年、
『♪Sweet home Chicago♪』を街なかで聴くことは無かった。
小寺
