2023/11/05

知人宅リノベーション。

大阪内、知人宅のリノベーションが終了した。

大家族が住まう30年以上昔に建てられた豪邸。
立派な造り込みがかえって時代性を強く残していて
開口部が少ないことで終日照明を灯す必要がある。
開放的で採光に富む住宅が主流とされる現在にはとても暗い印象が否めなかった。

リノベの課題は先代の建設した当時の空気を残しつつ、
デザイン処理で家中を明るくすること。
奥さんが終日の大半を過ごす水回りの空間を快適にすること。

概ねそのあたりはガラスやミラーの多用、
色彩の調整でカバーができた。
なにより家族がテーブルに集う時間が増えたことが肝要。

竣工後の訪問では知人ご夫婦、ご家族がとても喜んでいることを伺った。
家族の時間が豊かになることがリノベの狙い、
そういう意味では成功した久しぶりの住宅リノベ。