2021/11/21
2021年「世界で最もクールな街」35位が代官山らしい。
順位がすこし低い気もしないではないが、日本では堂々1位。
世界にはクールな街が多い。
うちのオフィスがある南青山はけっこう洒落た街並みに見えるが、
一筋中へ入ると静かな住宅街が広がり、そういう意味で刺激は少ない。
表参道は高級ブランド店が軒を連ねるが、世界の目抜き通りはだいたい同じようなもの。
一方、代官山は規模が小さくても他には見ないような個性的な店や人種が入り乱れる。
しかし不思議に規律と調和が保たれていて、関西人からして、ここだけ異国のようにすら思える。
そういう意味でクールという形容は正しい。
目下、そんな代官山のほぼ中心で、発信と飲食という二つの新しい業態をデザインしている。
ひとつはこの場所から音楽やアート、映像などさまざまなカルチャーを東京中に、
あるいは全国に広げて行くメディア拠点。
ひとつは「腸活」をテーマに健康志向食材を発信してゆくお店。
このふたつの発信を隣り合わせの空間にパッケージすることで、
ある意味クロスメディアな実空間を生み出そうとする、
とてもワクワクするプロジェクト。
デザインのディレクションは現在試行中、
代官山文化の発信を支え、体現できるクールな空間にしたい。