2020/11/05
先日、仕事での恩人が逝去された。
自分の礎はその人にあると考えている。
クライアントでもいたその人は、
仕事を挟んでとても厳しく物事を学ばせてくださった。
ビジネスそっちのけで課題をこなしていくうち、
信頼していただけていると実感することができた。
その後二人のご子息と仕事をご一緒し、
やがて自分を三番目の息子ともおしゃっていただいた。
半月ほど前、メンテナンスで当時の建物を訪れた際、
ご子息に車椅子を押されながら、現場まで面会に来てくださった。
わずかな時間とても楽しく言葉を交わし、握手で別れた。
それが最後の握手だった。
雨雲もその上まで登ればいつも晴天がある。
いかなる時も常に前向きであった故人の言葉が忘れられない。
ご冥福をお祈りします。