2018/11/05
シカゴ、サウスステーションからフォックスボロまで往復電車が1本。
それが臨時運行なのか通常運行なのかはわからない。
だけどこの電車は、ペイトリオッツと、パッカーズのファン、
そして保安官以外の人間は誰一人、乗車していないことだけはすぐに理解できた。
集団の目的地はNFLニューイングランド・ペイトリオッツのホームスタジアム。
グリーンベイ・パッカーズとのゲームは強豪同士のプラチカードらしい。
フォックスボロ駅からスタジアムまで相当な台数の駐車場を通り抜け、
そこでまた大勢の集団と合流してスタジアムに流れ込むありさまはすさまじい。
カブスやカージナルスのボールパークは体験したことがあるが、
NFLのスタジアムのテーマパーク度はそれとは比べものにならない。
試合が始まるまでの様々なセレモニー、多くの市民や軍人たちがゲストで参加している。
この国民が軍人と星条旗に敬意を表していることは良いと思える。
今夜のサプライズゲストはちょうど1週間前、
ワールドシリーズを制したボストン・レッドソックスの選手たち。
NFLの異次元の盛り上がりはテレビでは伝わりにくい。
3時間以上のゲームで選手以上に体を動かし応援するファン。
応援以上に大きいブーイングと揃った足並み。
タイムアウトやクォーターのエンドに絶叫する、
オジー・オズボーンとステッペンウルフそしてとチアリーディング。
そうかと思えばゲームセットで皆一斉にそそくさとスタジアムを後にする。
さすがにここまでテレビで映らない。
運悪く立ちっぱの満員電車に揺られ帰路2時間、
深夜2時の駅着にさすがのアメリカ人も無言で散会。
2か月も前からおさえたチケット、電車のチケットすらあらかじめ購入が必要。
午後3時にホテルを出て、午前3時近くにホテルに戻る。
そこまで手間暇かけるこのNFLは自分にはよくわからない。
だけどまた行ってみたいと家族が言った。
だから自分にはプライスレス。
>>秋澄むボストン