2017/11/13
正倉院展が見たくて久しぶりに奈良へ。
正倉院展は正倉院の宝物が毎年少しずつ一般公開される催し。
たしか12年で一巡する。
好きな人は毎年何度も通っているよう。
棚卸しを公開してしかもたくさんのお客を呼べるなんて…
初めのころはおおむねそんな認識でいたが…
実際奈良時代の朝廷の宝物がこんなに鮮やかに現存しているとは、
目の当たりにしてはじめて驚愕。
平安の時代の雅さとは違う、
天平のダイナミックで渋い魅力を理解するにはまだしばらく時間を要するだろう。
ただ興福寺と若草山の美しいコントラストは
京都の東山と高台寺など寺社々のそれと同じ。
紅に深く染みにし心かも奈良の都に年の経ぬべき
1300年昔の人も同じ景色を眺めたろう……
