2017/09/20

地を利する 建築デザイン

建築デザインは言い換えれば不動産デザイン。
すなわちその場所限定で消費されるデザインと言うこと。
その場所で消費されるということは
その地の利をいかに読むかが求められる。

直接外気に触れるデザインだから、周囲の空気を読み切らないといけない。
境界を交える隣地や道路の環境、あたり周囲の雰囲気、地域の風土や文化。。。。

インテリアデザインとはすこし異なり、建築デザインは自己完結できない。
周囲との調和を重んじなければ成功しない。
だから商業施設の場合でも目立ちたければなおさら、
周囲との調和が大切。

どれだけ地を利するかで、建物の成否が決まるかも知れない。
イヤ、決まってしまう。

しかしながら概要を読みやすい土地とそうでない土地がある。
そういった場合、
いかにクライアントからの情報を読みきることができるのかが大切。

昨日プレゼンをした大阪中崎町と岡山市内の新築の集合住宅、
前者と後者に当てはまる案件だけど、
上手く地の利を読み切れただろうか…。
心配はないが答えは数年後。


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