2001/12/01
December ’01
昨年の秋、仕事の資料にと、ヨーロッパの古い集落の写真集を探っていると、ふとある1枚の写真に目が止まった。
中世の面影を残す古い集落にある小さな広場の写真。
ドイツ、ミルテンブルグという小さな街のマルクト広場。
フランクフルトからISE(特急電車)に乗りこみ、ミルテンブルグにはホテルがほとんど無いので、(というより日本からコンタクトしにくい。)乗り継ぎ駅のあるアシャッフェンブルグという街に宿をとる。
この街にある数少ない三ツ星ホテル『ホテル・ワイルダーマン』。
大きなドーマーがある快適な部屋から眺めるアシャッフェンブルグの街は、えも言いがたく美しく、深々とした霧が街全体を覆い尽くす。
時折霧の中からのぞく雄大なマイン川。手探りする霧の向こうから刻を告げるヨハネスブルグ城の鐘楼の響き・・・。
全ては霧の向こうから現れ霧の向こうへ消えてゆく。
幻想の街アシャッフェンブルグ。
丁度街はクリスマスのシーズン、街の広場にはクリスマスの屋台や移動遊園地、大勢の人でごった返していた。
最も人だかりができている屋台はホットワイン。
迷わずシナモンフレーバーを注文したボクは幸せの真っ只中。
この街が気に入ってしまう・・・・
目的のミルテンブルグ、マルクト広場にはいつごろ到着するのか?(源)