2021/07/30

西東京の秀逸。

保谷駅から東へ歩くことしばらく。ここ数年分譲されたいくつかのマンションを横目に足を進める。
やがて視界に入る当該物件。
「この距離からでも堂々とした趣を感じ取れる……さっき横目で見てきた物件より断然。」
少し悦に入りながら、良い仕上がりに安堵感。

初見の竣工物件は心の準備なく、いつも唐突に表れる。
デザインはしているものの、完成した実物は机上の仕上がりとは一味違う。
毎度、新鮮な発見と驚きを得られるが、今回その両方。

これまで分譲マンションといえば、何故だかバルコニーのある壁面が主人公。
しかし最近のヴェレーナでは側面の壁、いわゆる妻壁をより重視した建築デザインに注力している。
過去、腰窓が並んでいた端住戸に、ガラス張りの出部屋ができ、バルコニーも絡まる。
建築のキャラが途端に映える。
外壁に影響される内部の間取りは、然的にデザインを中心に構成された分、
個性的な居住空間が生まれる。

彫り深く、素材強く、植栽高く。
三拍子揃ったデザインは基本的に外さない。
西東京、住宅街の奥深くに存在感を放ったヴェレーナ保谷。
こちらは竣工前完売。


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