2016/07/28

売れてもなお‥‥‥

販売開始前の京都某高額物件。
実施設計も終了したこの段階は、販売パンフの製作や工事のコスト調整作業に追われる。
事業主は通常販売パースに最新の注意を払い、工事の完成時に齟齬がないか神経をとがらせる。
反面パースに表現されていない部分はそこまで神経質にはならないもので、
現場で上手くおさめながら全体の工事予算を調整してゆく。

今回は京都市内でも指折りの好立地、おのずと高額物件になり、
ウチとしても対象となるアッパーな購入層の期待を裏切らないつくり込みを提案している。

とはいえ建築工事と予算調整は双子みたいなもので、
どんな建築現場にも公平にキツイ調整作業がやってきてくれる。

反響が著しいという今回、すでにかなりの引き合いが、
そういったクラスの“購入層”からあるとのこと。
しかし安堵してここからも妥協をしたくないウチのクライアント、
販売パンフにうたわない共用部も、
ボクたちの初期提案に近づけようと努力をしてくれる。

著名な伝統工芸作家とのコラボや本格日本庭園のつくり込み‥‥‥
もしかしたらそこまでしなくても早期に完売できるかも知れない‥‥‥
でも購入者に満足してもらいたい。
事業部と営業部のご責任者が真剣に図面と格闘してくれる。

今週は藤高君と二人でソノ作業にかかりっきり。ナカナカ大変‥‥‥
しかしそんなクライアントとはいくら苦労を共にしても辛くはない。
磨きがかかった良い物件が必ず生まれるはずだから‥‥‥。