2005/03/13

上海ミニマリズム?

December ’07
上海といっても我が日本と同じアジアの都市で、電飾や看板広告など目的は歌舞伎町や道頓堀の感覚に非常に近いのですが、営利目的でない建物を飾る照明や無人のオフィスビルをライトアップし都市全体を派手に着飾る感覚はある種異質で、なにか大きな力が存在しているのではないかといった様相でした。
他国を見ると、照明器具自身に芸術性を設け、器具や光源自身を建築と独立させた美学として確立しているヨーロッパの灯具や、間接照明や陰影礼賛のぼやけた闇に美学を見出す日本と違って、、、、、、なんか、、、

あくまで個人的な感想ですがそこには、合理性や芸術性はなく
「ショー、」「イリュージョン」といった印象を持った次第でございます。
「国家包みの観光ショー?」「アジアのラスベガス?」目立つことを目的とした九州の国道沿いのパチンコ店を何倍にも増幅させた自己主張が朝まで永遠と続いています。

当然、電気代はバカにならないらしく、夏場は都市自身の電気容量が足りなく、ライトアップは規制される次第だそうです。その不夜城に触発され、皆は喚起し、アルコールを浴び、歌い、踊るのだと思われる次第でございます。。。。。。。

当然、照明器具や演出装置は昼間の顔を無視して、建物にすき放題に設置させれているし、
「派手、目立つ」=「良いこと」以外に全く計算されていない、考えられていない様を見せている「ノットミニマリズム」なイリュージョン自身が実は「ミニマリズム」であるような錯覚に陥いってしまいます。

その結果、朝まで飲み遊び経済効果に一役するのでもあろうものなら、まさに、「上海マジック?」計算つくされた「ミニマリズム!!」でもあるかもしれません。。。。
2010年に万博を控え、さらにヒートアップしていく上海のイリュージョンに脱帽と言った感んじです。。。。。。。(慎)


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